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毒親の対処法【No8「私の失敗談」毒親を相手にしてはいけない理由】

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【講習会のお知らせでございます】
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数あるサイトのなかからご覧頂き誠にありがとうございます。

カウンセラーの本橋良太です。

 

今回の「毒親の対処法」は、毒親にたいする僕の失敗談を書かせて頂きました。

 

毒親にたいしては、絶対にやってはいけない行動があります。しかし僕はそのときまったく気づいていませんでした。その結果、何度も何度も間違った行いをして、自分と大切な人を苦しい状況にしてしまったのです。

 

毒親問題で今も苦しんでいる方に僕のような失敗をして欲しくない思いで【体験談】「毒親を相手にしてはいけな理由」を真剣に書かせて頂きました。ぜひご笑覧頂ければ幸いです。

 

≪No8 【私の失敗談】毒親を相手にしてはいけない理由≫

2018年7月16日(月)

 

僕の毒親(実母)での失敗は「相手は自分を見ていない、関心していないのにコミュニケーションを何度も行ってしまった」ことです。

 

そして心のなかに「まだ愛してくれるのではないか?今度こそは僕をきちんと見てくれるのではないか?」というをもっていたのです。

 

しかし自分に関心していない相手から愛を求めると人は、その人の精神的・肉体的な奴隷になります。決して大げさな表現ではありませんので、毒親に限らずすべての「毒」的な人間関係で意識して頂きたい話です。)

 

人間関係のコミュニケーションにおいて、相手が自分に関心していない状態では100万回話し合っても、喧嘩をしても絆が生まれることはないのです。

 

今の僕であれば簡単にわかることでも、当時はまだ実母に依存していたので「自分がわからなかった」のです。依存は自己を不在にさせるからです。

 

僕は自分に無関心だったので心のなかにある実母から「愛されたい」という欲求を自覚できませんでした。

 

毒親は子どもの弱みである「親から愛されたかった」という心理を見抜き、自分の都合の良い人生(無責任な甘え・不誠実な要求をするなど)に子どもを巻きこむ存在なんですね。子どもに「親から愛されたい」という渇望があれば、自分の不調和な人生を背負ってもらえる可能性があるからです。

 

もちろんギブアンドテイクの精神をもって、子どもの人生と親の人生を調和させて、協力しあってより健全なものにするのは素晴らしいと思います。

 

しかし毒親はそうではありません。毒親の心のなかには恐れがいっぱいで、本当は未成熟な子どもなんですね。心が成長していないと人は自分の人生を背負っていけません。背負えないので劣等感をもっている子どもをターゲットにするのです。

 

意識・無意識の自己心理に「私なんて、、、価値がない」とすりこまれている人は、自らすすんで他人の奴隷になろうとします。不誠実な要求を受けいれる行為により、一時的に劣等感が癒されるからです。しかしそのまま改めず生きると将来は必ず地獄が待っています。なんとか早く気がつかなければなりません。

 

僕はその当時、実母の心理が顕在意識では判断できませんでした。

 

その結果、何度も僕は実母と不要なコミュニケーション(話し合い・喧嘩&仲直りなど)を行っていたのです。これは毒親の対処で決してやってはいけない行動です。

 

なぜなら安易な安心を毒親にあたえてしまうからです。(安易な安心を毒親にあたえてしまうと、エネルギーを奪いに何度もきてしまいます)

 

子どもが親を説得するため一生懸命話しても、行動しても毒親は無関心なので100%見ていません。(自分が子どもを見ていない事実に気がついていないがより正しい表現です)

 

毒親の最大の関心事は「今のまま成長しない自分・自己都合なわがまま、甘えを要求する自分・変わらない自分」でも子どもは受けいれてくれるのか?だけなのです。しかし子どもに関心してしまうと毒親がもっている欲の計画どおり進めることはできません。

 

関心とは愛そのものです。

関心とは人の存在から外に現れる、感情・考え方・行動・欲求を尊重して受けいれるという意味です。

 

相手を尊重すると自分の禍々しい要求は不可能になり引っさげないといけない。毒親はこれが嫌なわけです。子どもを尊重して自分の思いどおりに出来ないのであれば、子どもにたいする関心や尊重を捨てられる存在。それが毒親なのです。

 

毒親は自分の人生を背負いたくありません。背負うほど心が成長していないアダルトチルドレンなので、口には出さないけれど自分の人生を恐れているのです。

 

また肉体だけ大人になった人は、見栄があるため素直に「助けてください」といえません。その結果、子どもにも心を閉じた状態でコミュニケーションするしかできないのです。心が成長していない・見栄で素直さがない状態では人間関係は構築できません。

 

もちろん、自分の心を成長させない・見栄をはって素直さを捨ててしまうのも、すべて毒親の責任です。子どもはなかなか毒親の真実に気がつきません。再三ですが、子どもは親から愛されたいと願う存在だから、真実が見えにくいのです。

 

毒親問題で今も苦しんでいる人はまず毒親は相手にしないこと。正しい主張だからと理解して欲しいからと、コミュニケーションをもちかけるのは大変危険と理解することです。

 

そして親から愛されたいという気持ちを見つめる姿勢も大切です。愛するとは心が成熟している大人でないと絶対にできないことです。毒親は心の成長を無関心で生きて、世間を迎合することで居場所を見つけようとした存在です。

 

しかし世間の常識には幸せはない。毒親は無意識に知っています。しかし認められません。成長していないから自己変革ができないのです。

 

親が毒親になったのは、すべて親の責任ではないかもしれません。社会や世間、そして親の親にも問題はあるでしょう。

 

しかし毒親の責任は子どもにはありません。毒親の人生を無意識に背負ってしまい大切な人生を破壊している人、大切な家庭を壊している人が後を絶たないのです。ぜひ、コミュニケーションに注意する・親から愛されたかった気持ちを見つめることをがんばって頂きたいと思います。

 

point【自己関心がないと相手の真実は見えることはない】

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。

カウンセラー本橋良太

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