- 毒親から嫌な行動をされている人へ
- 「毒親なんてとんでもない!親には感謝しなさい」という人は相手にしない
- 最も深刻な毒親のタイプは『子ども依存型粘着タイプ』
- さまざまな攻撃を繰り返す毒親からどう自分を守れば良いのか?
- 「将来の私」から希望という力をかりて、毒親問題をのりこえよう!
毒親から嫌な行動をされている人へ
このお話は,、心理カウンセラーとして「毒親から嫌な行動をされている人」に書かせて頂きました。
また不誠実な行いを平然と繰り返す毒親にたいして「どうやって対処をすれば上手くいき」「プラス幸せになれるのか?」も紹介しています。
僕がたくさんの方から毒親相談を受け、感じた問題も書きました。
まず【毒親と一緒に生きていると幸せになれない】という認識は本当に必要です。
なぜなら、毒親はあなたを見ていないからです。
もう少し詳しくいうと、毒親は子どもに無関心な自分に無関心な存在なんですね。
無関心とは結局のところ、子どもの【意識】【感情】【考え方】【存在自体が認識できていない】状態です。
この分離した状態では、子どもが【なにを考え】【どんなことをしたい】【どんなことがしたくない】のかが、全くにわからないということです。
子どもに無関心な状態に気づけない毒親は当然ですが、健全なコミュニケーションは不可能ということなんですね。
ですので、子どもが親の無関心な行動に「しつこい!」と気持ちを断定しても、毒親は子どもを【見ていない】ので、自分の主観だけに基づく行動を繰り返すという問題がおこります。
相手を【見ていない】状態では、愛のある人間関係はつくれません。しかし毒親はコレがわからない。
子どもは親を愛したいのですが、自分の自己評価を傷つけることでやっと受けいれられる毒親では困るんです。
子どもが自己愛を諦める形で毒親の不誠実な行いを認知し、親子関係をつくってもお互いが地獄に落ちてしまうだけだからです。
事実、僕はカウンセラーとして、まるで地獄で暮らしているかのような毒親子関係をみているのです。
きっと毒親問題で苦しんでいる人は「このまま毒親とつきあっていたら、この先は・・・。」という心配を感じていると思うのです。
しかし毒親でも、親に対しては愛着がある。
一番愛して欲しかった存在でもある。
キラキラとした純粋な子どもの心で親を評価していたから、大人にはわからない親の微妙な苦労を感じた幼少期がある。
だから、なかなか毒親問題にうまく対処ができずに悩んでいる。
とってもやさしい人が、毒親問題で悩むんです。
親は親です。自分と同じ人間ではありません。
子どもが【愛をもって生きるのか?】は子どもの問題。
親が愛を捨てて、文句ばかり愚痴ばかりの日常にするのかも、親の問題です。
僕が毒親問題で一番いいたいことはまずは、「自分の人生を最高に幸せにしましょうよ」なんですね。
人は自分が幸せでないと、誰も幸せにできません。
そして、今の世界で立場が弱く苦しがっている存在にも、幸せでないと気づかないのです。
自分が最高に幸せになって、出会った大切な人を最高に幸せにして、それから毒親問題にとりかかるべき(どうしても親が気になるのであれば)だと判断しています。
また毒親問題を終わらせることは、深刻な毒親性を患ってしまった親にとっても良いことです。
なぜなら依存関係(立場の強い者が無責任・都合の良い要求を立場の弱い者にギブアンドテイクの精神を失った状態でつづける人間関係)を家庭の夫婦・親子関係で継続しているかぎり、当事者たちは生まれた意味を放棄している状態が続くからです。
毒親家庭に未来はない。僕はそう断言します。
カウンセラーとして、ご相談者様からよくいわれることは「親の問題を他人に相談して、さらに傷つくケース」です。次のお話で説明させて頂きますね。
「毒親なんてとんでもない!親には感謝しなさい」という人は相手にしない

毒親の問題で深刻に悩んでいる人が、他人に相談して一番いわれる言葉が「親に感謝しなさい」系なんですね。
僕の感覚からすると、無茶苦茶な毒親に散々いじめられてきた人が、心を通わせただろう他人に「親に感謝しなさい!」と傷つけられる状況は、ふんだりけったりとしか思えません。
言った人は気持ち良いかもしれませんが、言われた人は「たまらない」ですよね。
親に感謝したほうが良いことぐらい最初からわかっていて、それでも自分の気持ちを理解して欲しかった、深く受けとってくれる人と信じていたからこそ、毒親問題を相談したはずだからです。
【傷口に塩を塗る】とはまさにこのこと。
とにかく、このような毒親の問題を深く考えず、薄い正義感で裁く人間は相手にしないが一番だと僕は確信しております。
では、どのような人に毒親問題を相談すれば良いのか?と思いますよね。
人は本来、自分の悩みを相手に受けとめてもらって心の安定をつくります。
【話す=悩みを離す】なんです。
それは決して【あなたという存在を否定しない人】【最後まで話を傾聴する人】【毒親にたいして正しい知識をもっている人】【主観ではなく客観的に意見を伝える人】です。
ハッキリ申し上げれば、人間性の低い方に毒親性の問題を勇気をもって告白して傷つけられるくらいなら、誰にも相談しないで『毒親の本』『精神の本』などを読み参考にしたほうがマシだと僕は思っています。
なぜなら「親に感謝しなさい!」と回答する人は、【あなた】を見ているのではなく、【自分】しかみていなく、実は
このような人と交際すると、人生はなかなか前に進んでいきませんので、本当に注意が必要ですよ。
「親は無条件で受けいれなければならない」という常識が日本人にはあるので、毒親問題の相談は慎重を要します。
本来であれば「不誠実な親であれば、受けいれてはならない」が正しい常識ですが、残念ながら現実は違います。
しかし、これから毒親問題はどんどん光が当てられていくので、確実に理解してくれる人が増えていきます。
希望を捨てず、【表面的な正義感をふりまわす人】は相手にしない姿勢が重要ですよ。
最も深刻な毒親のタイプは『子ども依存型粘着タイプ』
毒親にはさまざまな定義があると思うのですが。
一番やっかいなタイプは【ネグレクトタイプ】ではなく(これはこれで深刻な問題ですが・・・)、成人した子どもに毒親自身の人生を必死に背負わせ
子どもの存在、及び、孫の存在にまで異常な執着で関係を迫る毒親とは、0.1秒でも早く離れないと大変な問題が起こっていきます。
冒頭でも伝えさせて頂きましたが、毒親は子どもはもちろん、孫の存在にすら無関心だからです。
完全に一致しているわけではありませんが、毒性の非常に強い親はサイコパス(人間性異常)と整合している部分がたくさんあります。
人として心の感覚を欠乏している相手から、人間関係を迫られるほどの恐怖はありません。
この問題は、体感していない人には決して理解できない恐怖なんですね。
厳しい表現をすれば、サイコパス的毒親は【人であることをやめた】存在でもあるからです。
そして、サイコパス的毒親の目的は一体なんでしょうか?
それは、自身の精神の成熟を促さなかった人生により【完璧な幼児性】を患っていて、心が幼児では人生に起こる問題(老後など)を当然のりこえられない、それであれば劣等感を抱えている弱い存在(子ど
この目的を、サイコパス的毒親は無意識に弱い存在をつかって達成しようとしていますので、毒親と暮らすと幸せになれないと僕は伝えているのですね。
毒親は自分の苦手な問題や、都合が悪い仕事などを克服する気はさらさらなく、すぐにでも逃げたいので、逃避することで現れる責任をぶつけられる存在をいつも探して生きていているのです。
もう少しちがった考えがあるとすれば、将来、自分の人生を背負わせるためにあえて子どもに過度な劣等感をあたえ続けて、未来に精神的なゴミ箱扱いができる用意をしていた可能性もあるのです。
そのため、【粘着タイプ】の毒親に育てられた子どもが独立したり、人生の夢を叶えるための行動をしたりすると、依存関係を切られる恐怖から異常な行動(非常に迷惑な行為)を繰り返すことが多いのです。
毒親にかぎらずですが、不誠実な人は、独立心や大切な人を愛するためのエネルギーを奪っていきます。
実は、そばにいるだけでも人生に大きな影響があるので、本当に気をつけなければなりません。
さまざまな攻撃を繰り返す毒親からどう自分を守れば良いのか?
劣等感をかかえた子どもとの【依存関係】を切られないためであれば、通常、毒親はどんなに人として不誠実な行いでもやってのけます。
そして毒親は恐れで生を構成してきたので、子どもにも「恐れてこの世界を生きなさい」と伝えてきました。
ほとんどの人は意識しない問題ですが、自分という存在を【恐れ】を元にして生きてきた人と、愛を元に生きてきた人では、すべてが違う世界で暮らしてきたことを意味しています。
恐れは地獄の世界なのです。
【自分の存在を否定して、その劣等感を感じさせないために、感情を抑圧して他者を迎合してきた】人は、世間の評価を異常に恐れます。
毒親から独立したくても「親から離れようとする自分は、世間にどんな評価をされてしまうのか?」と心の奥では怖がっているため、なかなか実行に移せないのです。
自分にとって嫌な人であれば、親と離れたことで否定されたり嫌われたりしてもまだ良いかもしれません。
しかし、自分が大好きな人、愛している人に親と離れたことで嫌われたら・・・。
毒親問題の解決は【今の人間関係が壊れてしまう不安】も大きな壁となっているのです。
しかも毒親はあえて【子どもが、一生付き合っていたい人・好きな人・大切な間柄の人をつかって、親からの独立を妨げる】などの不誠実な行動を平然と繰り返します。
このような行動を繰り返された子どもは、精神的に極限の状態まで追いつめられていくのです。
それは「毒親を捨てて、すべてを捨てるのか?」それとも「すべては捨てず、毒親と生きるのか?」です。
もちろん、ここまで究極の状態は、親が極めて深刻度の高い毒親性をもっている人のケースといえますが。
また意を決して、勇気をもって独立行動を始めれば、あらゆる卑怯・不誠実な妨害行動を起こす毒親に圧倒されて困惑する人も現れます。
自信の喪失は毒親との奴隷関係に身をとどめる原因になっているのです。しかも、その強烈な劣等感をあたえたのは毒親である点も無視できません。
毒親の迷惑行動にたいしての重要キーワード(対処)とは?
そのキーワードは【自分は誠実】【幸せな未来から逆算行動】
どんなに毒親が子どもの人生を邪魔したり、迷惑行動をとっても、自分は誠実をつらぬく姿勢は本当に大切にです。
つまり【毒親と同じ低次元な行いをしない自分】を心がけるのです。
なぜなら、人間性の低い行動をされたことで同じ行いをお返ししてしまえば、相手と同調した自分を証明した意味になるからです。
同調している人と、人はなかなか離れることができません。これは引き寄せの法則や鏡の法則と同じ状況になるため、気をつけて頂きたい問題です。
たとえば
- 毒親があなたの悪口をいったとしても、絶対に自分はいわないこと。
- 毒親が独立しようとする子どもを邪魔する目的で、自分の味方をたくさんつくっても、絶対に自分は味方つくらないこと。
- 毒親が約束を破っても、絶対に自分は決して破らないこと。
- 毒親が嘘をついても、絶対に自分は嘘をつかないこと。
もちろん、自分が誠実さを保っているのにもかかわらず、毒親に不誠実な行動ばかりされていれば相当なストレスは生じるでしょう。
しかし【自分は誠実】【相手は不誠実】の状態が続けば続くほど、依存関係(毒親と子どもは無意識に依存関係をつくっています。)は普通の人間関係に修復されているのです。
つまり親との関係が、健全化されている期間といっても良いでしょう。
そして、とても大切な意識が【幸せな未来から逆算行動】です。
自分の人生を真剣に考え「1年後・3年後・5年後・・・どんな状態になっていたいのか?」と熟考し、先行きは不明でも「幸せである私の状態を今決める」。
その目標や夢を達成したあなたは「親とつきあっているのか?」それとも「親とは離れているのか?」を考え決めて欲しいのです。
その幸せな未来から逆算して【今の日常】を考えたのであれば、毒親の【理不尽な要求】【しつこい不誠実な攻撃】【精神的なごみ箱あつかい】を継続していて、達成できるのか?と僕はいいたいのですね。
当然、答えは【NO】です。
毒親と離れる・離れないは百歩譲ってOKにしても、やはり幸せな未来を望むのであれば【健全な親子関係】は必須になります。
幸せな将来を逆算して今日を考えたとき「相手にしても良い人」と「相手にしてはいけない人」がハッキリ区別されていきます。
自分が最高の幸せを手にしたいのであれば、本当に現実を最高の幸せで暮らしている人と出会う必要があります。
しかし不幸せな人と交際しているかぎり、幸せな人はやってこれないという厳然たる事実があるのです。
【誠実】と【幸せな未来から逆算行動】を意識すれば、どんなに不可能と思える毒親問題を抱えていても、必ずどこかで突破口が開かれていきます。
それまでは、とてもしんどく忍耐力を要する場面も多々あるかと思いますが、必ず前向きに現象は起きていきます。
それまで、ぜひ【誠実】と【幸せな未来から逆算行動】のキーワードを行動してみてくださいね。
誠実な人は、不誠実な人に絶対に負けないことをお約束いたします。
「将来の私」から希望という力をかりて、毒親問題をのりこえよう!
人が問題をのりこえようとしたとき、【今もっている実際の力】よりも、【問題を簡単にのりこえるうえで欠かせない力】があると僕は信じています。
人はなかなか【今】の自分に自信をもてません。
では、【未来、確実に幸せに生きているだろう希望】から力を感じることはできないでしょうか?
未来の幸せには、ワクワクがあります。
その確実に幸せを手にした【将来の私】から、今の自分に力を貸してもらうイメージですね。
【希望の力】と【これまで生きてきた力】があわされば、毒親問題は必ずのりこえられます。
それまで、どうか諦めず・退かず・楽しんで生きて欲しいと本橋良太は切に願っております。
🍀最後までお読み頂き誠にありがとうございました🍀
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