【No14 建前だけで、なんとか生きようとする親。】
2019年6月26日(水)
家庭崩壊を防ぐ。
今の時代、本当の意味で家庭崩壊を防ぐのは非常に厳しいのです。
親が表面的に家族・自分・世の中を「わかろう」としても不可能です。
真実の探求。これをする必要があるのです。
表面的に子どもや伴侶をわかろうとする親は、自分・相手の「本当」が一生わかりません。
自分と相手の「本当」がわからなければ、本物の関係は成立しません。
(要りますか?ウソの夫婦関係・親子関係)
家庭崩壊を未然に防ぐことも、自分が幸せになることも、すべて「本当」をスタートラインとして、日々、積み重ねていくものだからです。
厳しいことをいいます。
親は「わからない」のではないのです。
違うのです。
本当は「わかりたくない」のです。
しかし家庭のなかで修羅場や問題が起きれば「知らなかった」といいます。
「なぜ、教えてくれなかったのか?」と。
真実も事実も違います。知らなかったのではなく知りたくないから知ろうとしなかっただけなのです。
人間は自分が感じている自己価値をこえた情報はすべて遮断するという、習性をもっています。怖いんですね。未知なることが。
そのような人は、人生の恐れを喚起させられる出来事が起きそうになるまえに、心理的に逃げます。それが自分や大切な家族を守る情報であっても、今までの自分の人生が覆される危険を感じると「知らないで済まされるゾーン(と勝手に思っている)」に心と体を寄せていきます。
この親の心理的な体質が家庭崩壊の温床となっているのです。(子どもは魂に近い存在なので、気づいています。だから、親がズルイ!と感じるのです)
再三ですが子どもの真実、自分の真実、伴侶の真実、世の中の真実を知らなかったのではありません。
知りたくなかったのです。
例えばです。今、子どもに食べさせている食品99.9%が毒で、、つまり今後、子どもがガンになったり奇形児を生む可能性がある食品を食べさせている親があなただったら。
認められますか?受けいれられますか?今の食品の真実を明らかにして、安全な食品を「わかろうと」しますか?それとも、この話を「ふ~ん」と流しますか?
調べれば1時間で安全な食品は見つかります。
知りたくない欲求をもっている人に幸せになれる真実の情報を与えても、受けとれません。未知なる幸せがもたらす恐れに耐えられないのです。
親が自分や家族の前でウソをいっている自己に気づかないと、家庭のなかの精神は空転して成長が止まり、退化します。
精神の退化が始まれば、現実的な問題がたくさん起きてきます。
では親はどうすれば良いのか?
ウソをついている自分に気づくことです。自分を真剣に愛する以外、誰も愛することは一生ないと、自己を尊重して自分のウソをどんどん見破っていくのです。
自分を愛していないのに「子どもだけは愛している」は不可能です。
自分を愛していないのに伴侶を愛しているも不可能です。
自分を愛していいないのに「家族が大切」も、ウソの結果につながります。
真実を明らかにしないという姿勢が勝手に治癒することは100%ありません。
今から、自分から始めなければならない。それは魂の問題に帰結するといえます。
自分を愛していない、子どもを愛していない、伴侶を愛していない。
それが本当ならそれで良いじゃないですか?
なぜなら、あなたは愛されなかったから愛せていないだけですから。
すべて、あなたに責任などありません。
自分も誰も愛していないことがわかったら、今から自分を真剣に愛して、いつか誰かを愛せれば良いだけ、ではないでしょうか?
カウンセラー本橋良太
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