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本橋良太のメントレ法【No34 「本音我慢」は自己嫌悪。】

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【No34 「本音我慢」は自己嫌悪。】

2019年12月18日


人間は自分の本音を外に出さないとストレスでとても、とても苦しくなる生き物です。

 

ただ自分の本音を劣等感を動機として我慢し続けていると必ず自分自身を嫌いになっていきます。

 

自分を嫌いになると日常生活のなかに陰気な暗さが蔓延し、楽しさは極限まで減っていき嫌なこと・煩わしいこと・不経済なこと・不運なこと・不健康なことなどが日に日に増悪していきます。

 

(無意識の領域で不運の因子が自分の生き方により集まっていき、いつか不幸の現実として因子が結実することが人類の最大の恐れであるはずなのですが、目に見えないため、あまり人間は不幸因子を気にしません)

 

自分自身を嫌いになると日常の質は確実に低下するのです。

 

そのことを人間は心の奥で理解しているため(無意識に)、「伝わってくれるだろう」人に本音を話そうとするのです。

 

ただ自分本位・自己都合の自分が外に出したいだけの本音は「真実の意味では」誰も相手にしません。あくまで表面的だけです。(相手の「欲」だけを刺激したお話は最初だけしか相手にされません)

 

自分本位の話をすると一時は高揚感を得られて心のもやもやはとれますが、ただそれだけです。後々は自分の日常の質を下げる結果につながります。また話された相手も当然大迷惑です。

 

では、どうするのか?

 

自分の本音=人間が幸せになる「考え・意識・価値観」に昇華するのです。

 

ハッキリいうと自分本位・一時的に自分だけが気持ちの良い話を話す=社会にたいしてゴミを捨てている行為と変わりません。

 

言葉が厳しく申し訳ないのですが、これは正直、ダサイ人。

 

若い人がこのような話を公共の場で話していても、僕は看過できますが年をとっている人であれば絶望を感じるときがあります。

 

「その話を聞くことで幸せになれるかもしれない」という話は「本気で」聞いてくれる可能性が高まります。

 

人間は自分の本音を本気で聞いてもらえたと感じると自分の今までの隠れた努力や人知れず泣いてしまった日の想いが一気に心の財産に変わります。

 

この心の財産は人間を幸せにするどころではなく至福の境地まで推し進めていくと僕は常々考えています。

 

自分の本音がすべての人ではなくても、誰か一人でも役立つお話に昇華できた人は、変なストレスもなく幸福にも邁進し、24時間の間の一瞬一瞬のなかに強い喜びが喚起される自分に気がついていきます。(あまりにも強い喜びを突然感じてしまったときがあり、驚いたことがありました。理由がそのきはわからなかったからです。頭がおかしくなったのか?と一瞬、とまどいました。ただ心はずっと喜びで満たされていたのです)

 

自分の本音=自己の存在そのもの。つまり、自分が生きているだけで他者の幸福要因になれる可能性が上がるのです。

 

最後になりますが、再三ですが、厳しい表現ですが、自分の本音が陳腐で何にも役に立たず不幸の元凶話しかなく、生きているだけで他者の不幸要因になってしまったら?

 

後者を僕はダサイ人と確信しています。

 

カウンセラー本橋良太

☆お読み頂き誠にありがとうございます☆