【No29 子どもが所有物。】
2019年12月13日
親が自分の子どもを心のどこかで「自分の所有物」と認識していると、子どもの精神的な成長の阻害要因になります。
「心のどこかで」とは潜在意識・無意識のお話で、親自身が不幸を自己解決しようとしなかったり誰かに依存している自己に気づいていなかったりすると、深い意識の層では劣等感でいっぱいになります。
もちろん本人は気づいていません。
潜在意識などのお話は自分自身で気づこうとしなければ一生わからないのです。
劣等感は愛とは反対の意識のため根源的な自己否定につながります。
自己を否定する人は自分以外を尊重することは不可能になるため、子どもも当然、愛をもって尊重することはできません。
子どもを独りの人間として魂として尊重できない=所有物と判断してしまう危険が多分にあるのです。
子どもを所有物にする親・所有物にしている自分自身に気づけない、気づこうとしない親は子どもの幸福にとって非常に邪魔な存在になります。
不幸を自己努力で解決する意思がない者が幸福を希求する者と絆を深める確立は0%です。一緒に生きられないのです。
ですので不幸をやめて自分自身で幸福になるのか?それとも幸福を希求する者が幸せを諦めるのか?しか関係を継続させる方法はないのです。
ほとんどのケースでは幸福を諦める人が大半です。
なにが人間の幸福なのか、わからないからです。
簡単にいっていますが、この問題は親子関係の一つの大きな大きな絶望といえます。
カウンセラー本橋良太
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