【No24 子どもから尊敬されない親の特徴。】
2019年10月8日(火)
親が自分を真剣に愛そうとしないと子どもは愛せません。
また子どもは世界でたった一人、かけがえのない存在である自分自身を真剣に愛そうとしない人を尊敬できません。
人生をさぼっている。
自分を愛そうとしない親にたいして子どもが心のなかで抱く感情です。
子どもは親から愛されたいと懇願しています。
ただ親から愛をもらうためには親自身が自分を見つめたり感情と向きあったりときには価値観を変えたりと自分自身に関心し続ける日常(自己愛のルーチン)が必須だと気づいています。
子どもは親を親以上によく観ています。
「この人は日常で愛を深めて、その愛を自分に与えてくれるのか?」を。
子どもは天才なので自己愛のない親から愛がもらえないことは当たり前という感覚をもっています。
お金が0円なのに親にお金くださいと子どもはいいません。(変な常識で洗脳される前の子どものことです)
それと同じで愛が0なのに愛をくださいとはいわないのです。(子どもは本当の本当に心底優しい存在。親は子どもの優しさに畏敬の念をもって接しなければなりません。大人のように損得勘定がない優しさ、つまり無償の愛なのです。)
ただ親が自分自身を真剣に愛する行動をさぼっていたら、悲しくなり切なくなり、いつしか、その思いは親にたいする軽蔑に変わり、最後の最後は親を諦めて終わります。
諦められた親が子どもにどんな良いことをいっても、しても決して伝わりません。
子どもはゲームを買ってくれない、おもちゃを買ってくれないとさまざまなことで怒るかもしれませんが、一番求めていることは親が自分自身を真剣に愛する姿勢です。
親の自己愛が1.2.3と日常でプラスになっていかなければ、永遠に愛されない親子関係を子どもは理解しています。
やってみればすぐ理解できることですが、自己愛は大変です。
くだらないことを考えている自分、非常に冷たい優しくない自分、過去の過ち・愚かな行い・人にはいえないような行い・劣等感・虚栄心や罪を犯した自分を一度は真正面から受けいれる必要があるからです。
自己愛に正当化は通用しません。「世間のルールだから」や「皆もやっているから」など言い訳はできないのです。
もちろん誰も好き好んで、苦しさをともなう「自己の受けいれ」などやりたくありません。
そんなことするのであれば、テレビを見たり、遊んだり、食べるだけの日常だったり、なにも考えず人生を漫然と過ごしていたほうが良いと思うかもしれません。ただ当然ですが心の成長がない人の人生は不幸に進みます。
子どもが悲しむのは「自己の受けいれ」から始まる自己愛のプロセスの必要性を親がうすうすと気づいているのに、本腰をすえず「肉体が喜ぶだけ」の日常を生きるからです。
なのでお母さん・お父さんはさぼっている。となるのです。
本当の本当の本当に親子関係を改善したいのであれば「子どもの問題」を話し合うのではなく「親である自分は自分自身を真剣に愛そうとしてきたのか?」と自分との対話が必須。
自己愛が大きくなれば他者を受けいれる器も少しずつ大きくなっていきます。
親が自己愛の歩みを始めると、子どもの目の奥が輝き始めます。それは子どもが自分自身を愛してくれる未来の日に希望を感じたからです。
少しでも多くの人が「他者にたいする意識」から「自己にたいする愛意識」にチェンジして家庭のなかに奇跡を起こして欲しいと切に願っております。
子どもの瞳に輝きがない世界は生きたい人はいないからです。
カウンセラー本橋良太
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