【No33 毒親は不幸せな価値観を子に伝染させる。】
2019年9月30日(月)
親が毒親である場合は、自身にも毒親性を受けついでいる可能性をみなければなりません。
なぜなら人は無意識に価値観や観念をすりこまれる存在だからです。
毒親性の解放は=幸せの人生を意味しています。
毒親性の非解放=不幸な人生です。
表面的に判断できる毒親性は、ほとんどありません。
多くは無意識の行動のなかに毒親性はあらわれているのです。
それは無意識に自分と大切な人の人生を壊していくという結果につながっていきます。
この問題を克服しないと自分の家庭は崩壊にむかいます。
つまり毒親の呪縛ともいえる負の価値観をわが子に伝染させないため意識がとても大切なのです。
それは「絶対に毒親にならない」という覚悟と無意識の心理のなかに存在する「欲」に気づく姿勢で得られます。
覚悟は行動がなければ無意味である事実を人は知っています。
「絶対に毒親にならない」と自分自身に宣言して行動すれば覚悟は本当になっていきます。
また毒親問題で自分の心のなかにある「欲」も無視できません。
「欲」は真実を隠す性質があるからです。
たとえば本当は子どもをコントロールしたいという欲をもっているのに、その気持ちに無関心でいると子どもの「本音・本当」を見落としていくのです。
自分が「そうしたい・そうあって欲しい・そうあるべきだ」と考えていると子どもの「あるがままの生き方」を尊重できません。
人間関係は自分と相手の真実を土台として構築しなければ絆は決して得られないのです。
本当はコントロールしたいという欲をもっていれば、子どもの自由は「自分の許せる範囲」だけになるという縛りが生じます。
欲に気づこうとする姿勢をもたないかぎり、本当の親子関係はつくれないのです。
子どもを尊重していない自分に気がつかないからです。
覚悟と欲の気づきは毒親問題の解決に不可欠なのです。
結局、自分が毒親にならないためには「自分がどう生きるのか?」に集中しなければなりません。
他人がどう生きるよりも、自分がどう生きるかです。
「外の世界から圧迫されたとき、どうかわすのか?」は自分の生き方が定まっていないとブレブレになります。
毒親は外に圧迫されて自分の人生を放棄している存在。
親と同じになりたくないと思っていても、親と同じことをしていたらそうなります。
毒親のようになりたくなかったら、真剣に勉強して人の幸せの現実を体感することが大事であり、常に自己とのコミュニケーションを意識する必要があるのです。
カウンセラー本橋良太
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