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毒親の対処法【No29 「長文」 毒親から洗脳された変な義務感の捨て方】

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【No29 毒親から洗脳された変な義務感の捨て方】

2019年9月15日(日)


人は盲目的な義務感では幸福になれません。

「なにからもたらされた義務感なのか?」という分析が幸福と不幸せの分かれ道となるのです。

幸せな義務感とは「私」と「私以外」を真剣に愛する道のなかで「~しなければならない」を実践することです。

不幸せな義務感とは「私」を無視して「私以外」に「~しなければならない」と自分を追いつめることです。

幸せな義務感は忍耐ができますが、不幸せな義務感は我慢しかできません。

我慢は自分を愛していないからできる行動です。心のどこかで「私には幸せが似合わない」と自己評価を下している人が、我慢をしているのです。

我慢は「本当の自分」を見失っている行動のため、無理があり心に不満という垢(あか)がたまっていきます。その垢が自分の器の限界をとっぱしたとき、爆発しさらに下の不幸な階層に陥ってしまうのです。

「我慢では幸せに決してなれない」という認識は重要です。

とくに毒親に育てられた人は執拗なまでに徹底的に劣等感をあたえられているため、「誰かに役立つ人間にならなくてはいけない」という間違った価値観、つまり変な義務感をかたくなにもっているのです。

この変な義務感は無意識のなかで、悪さをします。放置していれば墓場まで消えることはありません。

毒親は子どもに「自尊心を徹底的に奪う」・「子どもからエネルギーを奪う」・「一生幸せになれない価値観をおしつける」などを行います。

その毒親の愚かな行為によって「あるがままの存在では価値がない」と完全に間違った価値観をもってしまった人は「自己無価値観」を少しでも癒したい一心で「~しなければならない」・「~ならなければならない」などの義務感を背負い心の穴を埋めようとするのです。

毒親に徹底的に否定された人は、ただ生きるだけでも免罪符を欲しがります。その免罪符の代価が「~しなければならない」という義務感です。

本来であれば100%必要のなかった義務感に押しつぶされて、たった一度の愛しいはずの人生を破壊する人は後をたちません。

しかし毒親の「あなたにはあなたのままでは価値がない」などの洗脳の方法はたくみです。辛辣な言葉や暴力以外の方法でも、子どもに強烈な劣等感をあたえます。

変な義務感は無意識に植えつけられるのです。ほとんどのケースでは、無意識のなかにある義務感に焦燥感を刺激され人は苦しんでいます。いえ、苦しんでいる自分に気づかず、後ろ向きな解消方法(お酒・薬・ギャンブルなどの依存症)をやめられなくなっている人がほとんどなのです。

心の奥のずっと奥に存在している、毒親からあたえられた「変な義務感」を手放すことが、変な我慢ばかりの日常から解放される大きな一手になります。

ただ幼いころから徹底的に存在を否定されたばかりに「義務感をもっていないと不安」、自ら義務を求める行為で劣等感を癒している人は、不幸せな義務感でさえも手放すことを恐れてしまう問題もあります。

もちろん、そんな恐れをもつのは当然です。義務感をもつ=存在の証明だったからです。

ただ人生の幸せはシンプル。ここが大事なポイントです。

人生は自分を愛して人を愛して生きれば良いだけです。この生き方を純粋にしていれば、どんな試練でものりこえられます。

しかし自分を愛さず他人に尽くして生きると、いつかは限界をむかえ人生の試練から離れていくようになるのです。

毒親にあたえられた変な義務を早く手放したい人も、怖くてなかなか手放せない人も、捨てるタイミングはいつでも大丈夫です。「不要な価値観や義務感を捨てれば必ず幸せになれる」という考えが心に残っていれば、自然に人は前向きな方向へ動きだすからです。

そのなかで、毒親からあたえられた変な義務感を手放さないと、どんなデメリットがあるのか?下記に紹介いたします。

・本当の人生が始まらない
・変な義務感を自分以外にもあたえたくなる
・自分のやりたいことがわからなくなる
・ストレスで心の病気や体の病気になる可能性が高い
・幸せを体感することができない
・時間、精神力などの無駄が多くなる
・夢や目標を叶えるためのエネルギーを浪費する
・狭い視野になり物事を俯瞰して判断できない
・自分の子どもにも変な義務感をあたえる
・大切な人を人生単位で守れない
・自分の感情が消えてしまう
・対人恐怖症になってしまう

そして、毒親からあたえられた変な義務感を手放した場合は、どんなメリットがあるかも下記にまとめさせて頂きます。

・上記に挙げたデメリットを克服できる
・全方向で自分の「本当」が少しずつ見えてくる
・不幸せな我慢を放棄して、幸せになる忍耐ができる
・迎合してはいけない人に気づける感性が蘇る
・自分と人を許せるようになる
・ビクビクしたりオドオドしたりする自分が少しずつ解消する
・心配ごとや恐れがなくなり心に余裕が生まれる
・家庭・職場で健全な人間関係が構築できる
・不幸せになる行為を自然としなくなる
・人を憎んだり恨んだりする気持ちが消滅する

間違った観念を手放す行為は、必ず人の根源的な幸せを呼び寄せるのです。

では、どう具体的に行動すれば「毒親にあたえられた変な義務感」を手放せるのでしょうか?

義務感は、ご本人の手放す意思と行動があれば必ず手放せる心理です。
その点を念頭にして、具体的な行動を紹介させて頂きます。

・「私」のなかに存在するすべての「~しなければならない」を吐き出す

【自分一人で書き出す方法】【大切な人の質問で外に出す方法】

意識している義務感よりも、自分では気づいていなかった義務感のほうが深刻です。無意識の義務感は、知らず知らずのうちに人生を不幸せな方向へとすすめ縛りつけるからです。

潜在意識のなかにすりこまれた義務感は一度顕在化させて、あるがまま見つめる行為が重要になります。

それはひとつの質問「自分が~~しなければならないと信じている問題はなにか?」をテーマにして、心の奥に存在している不要な観念を「見える化」する方法です。

この方法は「自分一人で書き出す方法」と「誰かに質問してもらい外に出す方法」があります。

自分一人の方法は「書き直し・重複・文字の正誤・世間の常識」などは一切気にせず「100個以上」を目標に書き出します。最初はなかなかペンが進まなくても「自分を不幸にしている義務感」の解放は、やはり幸せな予感がするため何個か書いていると止まらなくなることも多いのです。

自分を不幸せにする観念や義務感をもっている事実を自分に教えてあげるイメージです。

また「誰かに質問してもらう方法」には強力に義務感を手放せる力があります。(当然ですが、信頼できる人にお願いしましょう。)人は心のよりどころになっている人から質問をされると強い喜びを感じます。なぜなら大切な存在から関心を得られるからです。

「自分一人で書き出す方法」と変わらず、「書き直し・重複・文字の正誤・世間の常識」は気にしないで質問にたいして率直に答えつづける方法です。そのとき質問者は「判断・意見」は絶対にせず、聞き役に徹してメモやパソコンなどで書きとめます。

苦しい義務感を素直に吐き出して、その回答を信頼している人に受けとめてもらえる方法ですので、質問をされた人はとても心が楽になります。そして回答を大切な人とシェアできるので、一人ではない感覚があり課題の挑戦が精神的に楽になります。

また質問者へのアドバイスとしては、たとえば回答者が「私は自分に嘘をついてでも笑顔をつくらなければならない」といったときは、「どうして、そのように考えるのか?」とより精緻で深い回答を導くための質問を意識すると効果は倍増します。しつこいようですが、否定はNGです。質問者は質問に徹しるだけにしてください。

・「自分を好きになる努力100」のアイディアをだして本当に行動する

なぜ人は自分を不幸にする義務感をなかなか捨てられないのでしょうか?もちろん、毒親からの洗脳が強いことも原因としてあげられますが。

実は「人は自分が嫌いだと、自分が嫌いな出来事を受けいれられる」のです。

自分が好きな人は嫌いな問題を拒否できます。

つまり変な義務感をもっているのは、自分が嫌いという事実があるからです。自分が最高に大好きであれば、後づけされた愛のない義務感など捨てられます。

自分が嫌いであれば自分を不幸せにする義務感を捨てる必要がありません。なぜなら自己評価の低さと不幸せな義務感・観念・価値観がつりあっているからです。

人は自分を愛する自由と愛さない自由の両方をもっています。どちらを選択するかは、やはり本人の自由です。

しかし自分を本気で好きになる努力をしないかぎり、毒親にたいする義務感に気づいても、解消するレベルまで進めません。

義務感を解放したい人は「自分を好きになる努力100」のアイディアを考えて実際に行動してみましょう。

自分を好きになる行動はどんなに小さな、些細と思われることでもなんでもOKです。

「大好きな料理を楽しく食べる」「ちょっとでも嫌な人は会わないように気をつける」「なるべく悪口や愚痴をいわないようにする」「お花に水をあげる」「もう1分歯をやさしく磨いてあげる」など、どんなことでも「こんなことしている自分好きだな~」と感じることであれば、制限はありません。

・最後に~

人が「今」よりも、もっともっと幸せになるためには「変な義務感の解放」は欠かせません。

幸せな流れには「本気で自分を幸福にする覚悟」→「自分の心をあるがまま見つめる(肯定も否定もせず)」→「誰かにすりこまれた義務感の発見(今回のお話です。)→「不幸せな義務感を捨てて、幸せになる価値観をとりいれる」→「今と未来を幸せにする行動を意識する」→「どんな結果でもうけいれて次の機会に生かす」などのプロセスが存在します。

過去のトラウマや心の傷を見つめる作業は、ときに痛みをともなう場合もあるでしょう。しかし、真実を見つめ不幸せになる義務感を手放したとき、あまりにも心が軽くなり、また未来に幸せの予感がやってくるため、気づけばワクワクしている自分を体感しているものです。

毒親問題で苦しんでいる人もそうではない問題で苦しんできた人も、まずはココから初めてみませんか?

幸せになる勇気と覚悟で未来を切り開いていきましょう。

 

カウンセラー本橋良太

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