【No12 家で孤独を感じたとき、どうするのか?】
2019年8月21日(水)
子どもが家庭で孤立感を感じるのは100%親・大人の責任です。
子どもの責任はありません。
どのような親の態度が子どもに孤立感を感じさせるのでしょうか?
それはたった一つ、親の精神性の未熟です。
親の心が大人になっていない問題で子どもは家庭のなかで「ひとりぼっち」を感じます。
地球には肉体だけ大人で心が成長していない人間がとても多いのです。
もちろん心が成熟している大人もいます。しかし稀です。
人間は仕事をしても親になっても「自分を真剣に愛する意識」がなければ心の成熟はありません。
真剣に勉強・仕事などを行うことで心の成熟は「真剣にしないよりは」上がりますが、自分を真剣に愛する行為がもたらす成長の比にはならないのです。
親が自分を真剣に愛していないと自己無関心になります。
つまり自分を無意識に無視している状態です。
自分には感情・意識・考え方・価値観・欲があるため、自己無関心になると「それら」を無意識に感じなくなってしまいます。
自分にできないことは子どもにもできないため、自己無関心な親は無意識に子どもにたいして気持ち・あれがしたい、これがしたくない・価値観などを「感じない状態」に陥ってしまうのです。
多くの大人が精神的な機能不全になっている状態に気づいていません。
この問題が子どもの孤立感につながっています。
では、家で孤独を感じたとき、どうするのか?
ゲームやスマホは一度、置き、自分自身を見つめる時間をもってください。
自分がなぜ孤立を感じているのか?
自分がなぜ、さびしさを感じているのか?
自分はなにがしたくて、なにがしたくないのか?
自分は10年後、どんな笑顔で生きていきたいのか?
親から感じる疎外感ほど子どもにとって苦しいものはありません。
この苦しみのなかで自己を確立するのは至難の技といえます。
ただ、責任の所在を明確にすれば自分の将来に希望を感じる人も現れると私は考えています。
その切なさや寂しさに責任はないのです。
未熟な親は逃げます。あるいは「なんとなく」の雰囲気にして終わらせます。
このような大人にならないと決めて、自分はどんな大人になりたいのか?見つめて欲しいのです。
厳しいことをいいます。
今、ゲームやスマホだけに熱中していたら、10年後の自分は想像するまでもありません。未熟な自分のまま体が大人になるだけです。
人間は精神が子どもだと幸せに100%なれません。
大切な人も100%守れません。
孤立感を感じたら、自分を見つめるとき。
私はそう判断しているのです。
カウンセラー本橋良太
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