【No225 努力する人の深刻な落とし穴。】
2019年2月24日(日)
人生を変えたいと本気で悩み、思い、考え、誰よりも努力を怠らない覚悟をもとうとする人がいます。
ただ厳密に注意する点があるのです。
その人が自分の存在価値をマイナスに感じていて、これから真剣に努力をすることで世間から評価されることを求めていたり、他者に影響をあたえられる力を求めたりしている問題です。
「私」という存在がマイナスの価値に感じている顕在意識・潜在意識の状態で夢をおったり、物欲を満たそうとしたり、他者からの評価を得ようとしたりする生き方は不幸を強くしていきます。
「私」という存在は価値がないから努力している。その努力をやめたら「私」の価値は?という自己心理が一生つきまとうからです。(簡潔に書いていますが、この心理は地獄の意識です。一生、自分に満足できないからです。)
もちろん人の迷惑を省みず、やさしさも失い、自己中心的に生きる愚かな人よりはマトモな人かもしれません。
しかし、その人が本当の愛を手にしたり、本当の幸せを体感したりする人生を得られるか?と聞かれれば答えは完全にNOです。
気づいていても、気づかなくても劣等感を動機とした努力は不幸につながっていきます。
自己肯定感の上にしか幸せは成立しません。
ですので、
今、なにか物足りない気持ちを感じていて、真剣に努力をする覚悟をもっている人は「世間に影響力をあたえる自分になる」のではなく「どんな自分でも許して許し切って受けいれる、愛する」意識努力(この努力も大変ですよ)から始めましょう。
とっかかりは誰になんていわれようと「自分は自分の味方なんだ。最高に自分が好きなんだ。自分だけは決して決して裏切らないんだ。」という心理を獲得するための意識・行動です。
求めるか、求めないかは別として世間からの評価は自己愛の努力を継続していれば勝手についてきます。
「外の世界」ではなく「内(自己)の世界」から評価を変化させようとする人だけが、幸福を手にしている事実があるのです。
カウンセラー本橋良太
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