【No190 なぜ家族にイライラするのか?】
2019年1月19日(土)
なぜ、身近にいる家族や恋人にイライラするのでしょうか?
同じ対応を世間にされても憤りを感じないのに、身近にいる人だと異常に感情的になる。誰にでも経験があるはずです。
その答えは相手に依存しているからです。
もっと簡単にいうと甘えているのです。
依存の原因は自分の人生を独りで生き抜く覚悟がない意識。
人生で必ず起きる未遭遇の問題を独りで乗りこえる気がない意識。
独りで自分の人生の責任を背負う気がない意識。
独りで傷つく決意がない意識から依存する心理は生まれます。
すべて独りで責任をとるのであれば、身近な人から気をひく必要性はなく「自分の人生にいつか問題が起きるだろう恐怖(一番の恐怖は死ぬときです)」は特別、恐怖に感じません。
つまり、怖いんですね。
自分が。自分の人生が。
ですので恐れでいっぱいだから依存するわけです。
有事のとき、非常に困り自分ではどうすれば良いのか?わからなくなる「かも」という未知の恐怖に心が支配されているので依存します。
依存は無関心な意識であり愛ではありません。
依存できている状態を感じて、なんとか人生の恐怖にバランスをとっているわけです。
この生き方はとても残念。
本来であれば自由で楽しくワクワクする人生なのですが、あまりにも自分を非力に感じてしまっていて、目をつぶって、怖い怖いといって人生を終わろうとしているからです。
ただ恐怖でいっぱいの人に「大丈夫ですよ」といっても、やはり本人は「なにかしらの理由」があって恐怖を抱いているので、なかなか依存する意識を捨てられないのです。
しかし改善策はたくさん存在します。
自分の人生にたいする恐怖を完全に拭う方法がない、なんてことは絶対にないです。そして、方法もさまざまで楽しく幸せを強く感じながら、恐怖は和らげることができる。
ただ最短で克服するとなれば、やはりカギを握っているのは自己肯定感の向上だろうと私は判断しています。
自己肯定感が高まると人は人生にたいする恐れが表面意識・潜在意識から消えていきます。
自分が解決できるので、気にならなくなる。
心の奥では自分で解決できないと知っていれば(どんなにカッコつけていても)、本質的にはやはり弱くしか生きられない。
人生に恐れがなくなれば、本来の自由を取りもどせるため、たった一回しかない貴重な体験をする絶好の機会になるだけです。
また自己肯定感よりも、もっともっと早く依存する心理を手放したいのであれば、死生観です。
独りで死ぬ覚悟です。
さびしいことをいっているのではなく、私たちは独りでこの世界に生まれてきました。
今、大切な人がいたとしても、やはり生まれたときは独りでした。
しかも、非常に危険な状態で現在は生まれています。
独りで死ぬ覚悟で生まれてきたはずですから、人生を終わるときも、独りで死ぬ覚悟。その覚悟があれば人生で「これから起きるだろう問題」を感じても、なんのその、という楽観が生まれると私はやっと最近、気づいたのです。
身近にいると人にイライラしたら「甘え」というワードをぜひ、意識してみてください。向上心がある人は拒否できない気づきになるはずです。
カウンセラー本橋良太
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