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今日の言葉【No175 本当の本当に幸せな人。】

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【No175 本当の本当に幸せな人。】

2019年1月2日(水)

 

ひとつの料理を真剣につくると誰もが知っているように美味しくなります。

 

食べてくれる人が幸せになってくれるように、質の高い材料を選び、手間をおしまずお皿にのせるまで気を抜かない。

 

一方で「仕方ないから」と食べてくれる人には無関心で、材料も選ばず、可能なかぎり手を抜いて作った料理はやはり美味しくありません。

 

目玉焼きひとつ。味噌汁ひとつ。一生懸命つくると、本当に美味しい料理になります。

 

人生も一緒です。

 

人生の主人公は自分なので、自分をしっかり愛して、手を気を抜かず大切に愛でてあげる。自分をたくさん愛してあげれば自分は非常に美しく気高く感じて、誇りが生まれる。

 

その誇りや自己愛が深く大きければ大きいほど他者を心から尊重して受けいれられる器ができるのです。

 

私は幸せ、あなたも幸せ、そして私たちはいつも一緒。この関係以上の幸せはありません。

 

私はカウンセラーですので、よく相談される内容があります。

 

「この世界には適当に生きて、不誠実な生き方をして、他者に非常に大きな迷惑をかけて疎んじられて、一生懸命生きず、それでも恵まれているラッキーな人・幸せな人がいますよね?」という相談・質問です。

 

答えは否。

 

愚かな人でも幸せかもしれないという心理は、その人の嫉妬の世界のみに存在しているだけなのです。

 

人がどう生きるのか気にしている時点で自分の人生を疎かにしています。

その生き方よりも、自分の人生をまず真剣に見つめて、見たこともないほど高い幸せを現実にする。それだけで十分なのですが、、、

 

ただ人はお互いに背負うものがある近い存在(夫婦・親子・仕事)に対して、どうしても気がいってしまう生き物でもあります。

 

旦那さんが頼りなければ一生、その頼りなさを感じなくてならないのか?と気になります。

 

奥さんが家庭の愛を育てる気持ちや行動がなければ、不幸な家庭を孤独で背負わなければならないのか?と気になります。

 

子どもが表面的な遊びや流行にばかりで、人して成長する気持ちがなければ、老体で子どもを背負わなければならない将来の行方が気になるわけです。

 

人間関係が近ければ近いほど背負っているものはお互い重く、相手の状況いかんで、その重たさ・責任が自分にのしかかると知っているので、やはり気になるわけです。

 

だからこそ、近い存在同士では人間の本質(ダメなところ・嫌なところ)が露出するのです。

 

ただ反転して考えれば身近な人間関係は自己の本質を気づかせてくれる関係ともいえます。

 

本当の自分を知り、本当に克服しなければならない点、本当に成長しないといけない点に気づき、気づかされ、そしてそれを進化材料として自分を気にして、たった一度の人生を真剣につくる。

 

無意識の心理領域のなかで他者に意識がいきすぎていると自分の人生は一歩も進まない。

 

自分の人生を最高に幸せにしようと思ったとき、他者からの刺激は気づきのサインと判断し、生かし、活用し「人生を一生懸命つくる自分」から外れないようにする人が本当の幸せを手にしていると私は思うのです。

 

カウンセラー本橋良太

☆お読み頂き誠にありがとうございます☆