【No1 感じようとする意識。】
2018年12月29日(土)
カウンセリングで一番大切な姿勢は感じようとする意識です。
悩みが頭で理解できる、現実的な解決方法を提示できる、どのような心理を抱えているのか感じれるなどは、すべて表面的な力にしかなれません。
技術はあっても悩む相手の人生、心、過去、価値観、感情を真剣に感じようとする姿勢・心・意識がなければカウンセリングとはいえません。それは、自分の仕事の押しつけにしかならないのです。
しかし悩む相手の心がわからなくても、経験がまだ浅く現実的な解決方法が提示できなくても真剣に相手を感じようとする姿勢があれば、必ずカウンセリングの高い技術は身につきます。逆はカウンセリングの仕事領域にさえはいれません。
実は感じれる自分もいらない。
感じている部分は既に感じているのだから、そのままで大丈夫。
自分の心理的領域のなかで悩む相手にたいして感じられていない部分を感じようとする姿勢に真心・誠実さ・正しいカウンセリングの本質・仕事観が存在しているのです。
わからないことをわかろうとする心。
理解しがたいことを理解しようとする心。
受け入れがたい価値観を一度は受けとめ客観的になろうとする心。
潜在意識カウンセリングにはそのような心が大切です。
と考えますとカウンセラーになれない人はいないということです。
私たちは赤ちゃんのとき相手を感じる天才でした。
ただ間違った価値観や常識のすりこみ、体の不健康、野心の増幅により一時的に感じる能力が落ちているので感じようとする意識が欠乏しているだけなのです。
頭の前に感じようとする力は自分を幸せにする心の姿勢でもあります。
自分を感じられる人が他人の痛みを感じられる人だからです。
カウンセラー本橋良太
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