【No6 理解できないものを受けいれる力が包容力】
2018年7月14日(土)
人間は事実よりも感情で動く生き物です。
しかし欲求をもとにした感情の「信じたいもの」だけで生きると真実に出会えません。
「自分が信じたい」のなかには、盲信性・執着・新しい世界にたいする無関心(恐れ)がふくまれているからです。
自分がこれまで信じていた、これからも信じていたかった価値観が崩されるようなものに出会ったときが、真実にふれる大きなチャンスなのです。
理解ができるものだけにふれる人生では心は成長は完全に止まります。「え?なにこれ?あり得ない」と自分の理解をこえるものを受けいれたとき、人は成長するのです。
「受けいれる」とはその世界に参加するという意味ではありません。「へ~そんな世界があったんだ」と認知するだけで、受けいれているということです。
「受けいれない」とは無関心・頭ごなしの否定、非難です。理解をこえるものがやってきたとき、丸ごと否定していると「このなかにはあなたの幸せがある」という真実に気づけないのです。
カウンセラー本橋良太