こんにちは、カウンセラーの本橋良太です。
この度は数ある心系のサイトのなかからご覧を頂き誠にありがとうございます。
はじめて「毒親の対処法」をご覧頂ける方は、ぜひこちら↓の「No1 毒親が嫌がる言葉を口にしよう。」の記事をご笑覧頂いたのち、読み進めて頂ければ幸いでございます。
No3 毒親に「外の世界を恐れなさい」と洗脳された自覚をもつ(2018年7月3日)
人間に弱い人は人生が不調和になります。
毒親問題で苦しむ人は人間に弱い人です。
なぜなら「あなたはあなたのままでは生きてはいけない」という観念を意識・無意識であたえつづけてきた存在が毒親だからです。
一言でいえば毒親は子どもに強い劣等感をあたえます。
劣等感をあたえられた子どもは意識・無意識の世界で「自分を疑って・恐れて・否定して」生きています。
愛されるはずだった親から愛されなかったという傷は自分の存在にたいする恐れにつながり、この恐れを感じたくないので「自己無関心」(心を閉ざしている状態)になってしまうのです。
自己無関心になった人は自分の思考・感情・考え方・行動を尊重することは不可能です。その結果、自分自身とのコミュニケーションが不成立になってしまうのです。
自己信頼が不能になった人は人間にどうしても弱くなってしまい、自分の意見を伝えたり、力を借りたりすることなどが難しくなります。
つまり人間に弱くなるゆえ孤立をしていくのです。
孤独は自分の意思で一人になるという意味です。
孤立は疎んじられて一人になってしまう意味なのです。
人間にたいして強くなるとは、表面的に相手を屈服させたり力を誇示して支配したりすることではありません。
ただただ自分自身の「本当」を率直に見つめて、真剣にコミュニケーションをとることで得られる力なのです。
人間にたいする強さ・弱さにとって「他人の存在」は無関係なのです。
自分が考えている本当はなんでしょうか?
自分がしたいと思っている本当はなんでしょうか?
自分がしたくないと思っている本当はなんでしょうか?
自分が信じている価値観の真実はなんでしょうか?
人間に強くならなければ、この世界を常に恐れて生きなければならないことになります。
毒親は子どもの「本当」を奪い「外の世界に対応する(都合の良い)だけの人間」にしようとします。
毒親に苦しめられた人がやらなければならないこと、それは自分の「本当」を知り・自分とコミュニケーションを何度も何度も繰り返し仲間になり・絆を深め・自己に誇りを取り戻し、人間に強くなることです。
外の世界にたいする恐怖がなくなったとき、人ははじめて本気で人を愛せるのです。恐れがある内は、本当の意味では愛せないのです。
あなたは恐れを抱いている存在が本気で誰かを愛している姿を見たことがありますか?
恐れていたら、まずしなければならないこと、それは防衛なのです。心を頑なに閉じなければ傷つく恐れがあるから、人は防衛をするのです。
防衛をしていたら心が開いていないため誰も愛せません。
point【本音を行動すると必ず人は強くなる】
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
カウンセラー本橋良太