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心が疲れて学校を休むと「ずる休み」 酷い日本の常識

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こんにちは、もっちーです

うつ病経験者の私が、学校の常識について考えていることをお話します。

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発熱や頭痛、腹痛など、体の調子が悪いと学校を休むことができる。

心が疲れ切ってしまっても、体自体に不調がなければ学校に行かなければならない。

仮に休んだりすると「ずる休み」と言われる。

 

私が小中学生の頃、当時は比較的珍しい共働き家庭だったのですが、風邪気味程度なら薬を飲んで学校に行かされていました。

「とりあえず学校には行って。途中具合が悪くなったら保健室に行きないさい。そうしたら迎えに行くから。」

朝から会社を休むのを嫌がり、学校から連絡が入ってからの方が都合が良かった母親。

「自分の世間体を気にした行動だったのか・・・。」と、最近気がつきました。

 

たしかに仕事は真面目にこなすのが前提ですが、我が子の体調不良を無視してまでの常識はどうかと思います。

現在は、そういった家庭が非常に多いように思います。

 

私は、2年間ほど保育園で保育補助の仕事をしていました。

そこで見たことは、0~2歳児でも処方薬を大量に持たせ登園、そして仕事に向かう親御さんたち。

なんのために結婚し、そして子どもを産んだのか・・・。

 

私自身も一人息子を保育園に入れ働いていてきましたが、正直「なんのために身を粉にして働いて、息子に悲しい思いをさせているのだろう? こんなはずじゃなかった・・・。」とよく思っていました。

 

結局は、【だいぶ体調が悪い以外は休めない】という日本の常識があるからなのではないでしょうか?

 

うつ病は【だらしない人がなる病気】【頑張らない人がなる病気】等という認識が多いのではないでしょうか?

 

うつ病とは、無理に頑張り過ぎてしまい心が疲れてしまった人がなるものです。

簡単に言えば、心が風邪をひいたようなものです。

 

体の風邪は、こじらすと肺炎などになります。

心の風邪は、こじらすとうつ病、又は、引きこもりになります。

 

そして、最悪、どちらも悪化すると死につながります。

心の場合は【自殺】です。

 

私の訴えは、体だけではなく心も疲れてしまったら、子どものうちからしっかり休むことを覚えさせることが必要。

 

小学生の頃、体調不良でないと休めない。

中学生だと、少しぐらい体調が悪くても薬を飲んで頑張らせる。

これでは、社会人になったら体調不良でも頑張って働くのが当然になってしまいます。

 

小中学生のころから、心が疲れてもお休みする。これが必要だと思います。

 

現に、過酷な労働環境でも休むことができず、辛くても辞めることもできず、最悪、自らの命を絶つ選択しかできない人が日本には非常に多いのです。

 

私もその一人です。

20代後半は、「働くのか? 死ぬのか?」どちらかしかなったのです。

たまたま、誰かから聞いた話で「朝、スーツを着て自宅で自殺をした男性がいたらしいよ」

その男性の気持ちが痛いほどよくわかります。

『仕事に行かなければならないけれど・・・、行けなくて・・・、休むこともできなくて・・・、だったら死ぬしかない。』だったのではないでしょうか?

私は、よくそのはざまにいました。

 

それもこれも、子どもの頃の体調不良以外は「ずる休み」という常識が原因なのではないでしょうか?

 

過労死・過労自殺をなくすため、今ある常識を壊す必要があります。

 

ぜひ、人の目、親の目を気にせず、自分の命を守るために心の休暇をとるべきです。

 

もっちーこと、本橋 秀子でした

🍀最後までご覧頂きありがとうございます🍀

 


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