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【実録】ご相談者様のお悩みをカウンセリングするなかでわかったこと

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ご相談者様に共通する「私には価値がない」思いと、「私の価値を感じたい」願い。

 

数あるサイトのなかからご覧頂き誠にありがとうございます。 

ココロと家庭のコンサルティング カウンセラーの本橋良太です。

 

僕のご相談のほとんどは毒親系なのですが、本当にあまりにも酷い過酷な幼少期を過ごされた方が多く、正直、言葉につまってしまうときがあるんですね。

 

なんとか毒親から解放されて、0.1秒でも早く幸せになって頂きたい想いでカウンセリングをしているのですが、やはり「存在の否定」を意識・無意識で親から繰り返されたご相談者様の闇は根深い。しかし、心が解放されなければ前向きな行動はできないので、速やかに自己愛をとり戻さなければなりません。

 

ご相談者様とのカウンセリングをとおして痛感したこと。

 

それはほぼ全員の方が「私には価値がない」と徹底的に信じていていらっしゃること。 

そして「どうにかして自分の価値を感じたい」と切に願っていらっしゃることでした。

 

「ありのままで愛される価値がある」という心の土台は、人生を挑戦的なモノとして快活なドラマを展開させられます。

 

しかし、「あなたには価値がない」「価値がない存在だから誰かの役立つことをしないさい」という強烈な呪ともいえるメッセージを、心の奥や頭にため込んだ方は、夢どころか普通の生活すらままならなくなります。

 

このような悶絶な人生単位の苦しみをもたれている方は、一度、心の闇や重みを手放さなければ、なかなか解決策まで進むことができません。

 

解決策とは、どんな結果でも受けいれる覚悟をもった行動により前向きな結果がもたらされるます。しかし心の闇の鬱積はエネルギーを奪ってしまうため行動が困難になってしまうのです。

 

ですのでご相談者様には「〇〇ができない私はダメ」ではなく、「〇〇ができない私でもOK」としてくださいと僕はお願いしています。

「それができれば苦労しない!」といわれてしまいそうですが、どこまでいっても自分を許して緩ませて、自己愛を獲得することが問題解決の早道なんですね。

 

そして「自分自身がダメと思っている部分」は世の中にとっては必須な要素なんだと思うのです。

 

たとえば僕は方向オンチで新しい場所に行くと100%迷います。しかも道を聞くことができない小心者(聞いたことろでまったくわからないですが)で、絶対にスマホが手放せません。外出する機会が多くなったらナビタイムを申し込むと思います。

 

つまり苦手なことやできないことがニーズとなり、サービスになったり商品になったりすることを考えますと、自分がダメと思っていたことが、案外、世の中のためになっている、なんてことがあります。

 

しかし、ご相談者様は幼少期のころから徹底的に否定されたご経験があるため、常に「完璧な自分」を求めて、当然できず、さらに苦しみの渦のなかに引きこまれてしまっているのです。

 

毒親に育てられるだけでも凄惨であるのに、大人になっても自分を責め続けているなんて、こんな不条理な悲惨なことはありません。

 

僕が終始一貫してご相談者様に伝えさせて頂いていることは、周りに「感謝なんてしなくていい」、それよりも悲惨で過酷で不条理でやり切れない想いを乗りこえたきた「あなたに感謝しなければならない」です。

事実そうであったと思うのです。

理想論でいえば他人に感謝をしたほうが良いとは思いますが、個人個人の人生に真に関心したとき「感謝しなさい」という言葉がただいっている人の気持ち良いだけのセリフになっている、なんてことがあるんです。

 

そのような表面的で薄い人間性をもっている人とは離れなければいけないな、、、と僕は確信しています。

 

苦しい状況を乗りこえてきた、生きているだけでも素晴らしかった、感謝している、ありがとう、ありがとうと、ず~っと自分にしつこく、育てるように意識と声をかけてあげると、いつしかほんわかご自分を愛している体感が得られるのです。

その瞬間は完全に「私という存在の無限な価値」を体感しているときであると思うのです。

 

心の闇で苦しんでいるご相談者様は愛して、愛して、愛して、ときに責めても、愛して愛して愛し切る道にすすむ覚悟と勇気が試されているのだと僕は信じています。

 

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。 あなたにとって素晴らしい一日でありますように。

 

ココロと家庭のコンサルティング カウンセラーの本橋良太