愛されなかった人は、他者とコミュニケーションがとれません。
なぜなら自分の存在を否定している事実に気がついていないからです。
愛とは存在の肯定です。
肯定されていないで育った人は、自分の存在・気持・考え方に自信がありません。 つまり大黒柱がない家のような状態になっているのです。
ささいな問題で自己は破壊され、同時に他人も受け入れられないからです。
コミュニケーションは自分という存在を否定的に判断していると、とても難しくなります。
どうしても他人の気持ちが尊重できないため、一方通行になってしまうからです。
しかし本音にもとづくコミュニケーションが不可能になった人は、不幸になってしまいます。この世界で孤立して生きて幸せになった人はいません。
「うれしいね」「楽しいね」「悲しいね」「苦しいね」という気持ちの共有は、人に必須なコミュニケーション。
愛されないで今まで生きてきた人は、「愛されなかったのだから、コミュニケーションはできなくて当然なんだ!」という考えが道を開きます。
自己を否定しているかぎり心はオープンにならず、他人を受けいれられる準備ができていなかった事実に気がつくからです。
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