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もくじ
その苦しみにあなたの責任はない
毒親と生きて幸せになった人はいません。
自分を省みる姿勢が消滅した毒親は子どもの人生を破壊し破滅させ、間接的に命を奪っても気にしていません。それどころか次の獲物を狙っています。
未熟の完全たる肯定をし続ける毒親に子どもは殺されます。
たった一度の人生を毒親から奪われないために「今」からできること・気づくべきことを中心に紹介させて頂きます。
1 毒親は寄生虫
毒親の弱点は【独立した精神をもっている人】です。
なぜなら独立した人に依存することも、依存させることもできないからです。
親の毒親性は、寄生虫と一緒です。
寄生虫は、宿主が死んでは困ります。しかし健全な精神をもっていても困るのです。
死なないように、しかし独立心をもって生きないように、巧みにコントロールすることで依存し依存させ子どものエネルギー(体力・メンタル力・時間・運気)を奪うつもりだからです。
毒親性に子どもへの愛がはいる余地はありません。その点を毒親に困っている人は見抜かなければなりません。
毒親問題の根源的な問題は、「本来、相手にする必要がない人・背負う必要がない責任」を子ども(大人になった)が自分の人生を放棄して受けいれていることです。
しかし本来、受けいれる必要がない問題に関心しているかぎり、子どもにとっての本当の人生が始まることはありません。
毒親は子どもの心に完璧に無関心になっているため、わが子が「快活な人生を送っているのか?」「幸せな人生なのか?」と考えることも、心配することもありません。
「自分のことしか考えていない、自分に無関心で生き続ける存在」が毒親だからです。
親から愛されたいという欲求を潜在的に抱えているかぎり子どもは、毒親の利己心に気づけません。自分を産み育ててくれた存在に愛がないとは思えないのです。
しかし愛とは、日常の大変な努力の結果、得られる能力です。
子どもを産んだから、衣食住を与えたからという理由だけで手に入るものではないのです。つまり100歳になっても愛が育っていない迷惑な大人が存在しているということです。
人は年をとれば丸くなる(愛が増える)と、心のどこかで考えているフシがあります。しかし100%誤りです。人は優しく生きよう、愛をもって接しようと日常で努力しなければ、丸くなる、つまり愛があふれる人間にはなれないのです。
年をとって丸くなった人は、人生で苦労をし、その壁を乗りこえる意思をもち、行動することで愛をもてたのです。
愛のない存在に愛を求めれば、依存関係を終わらせることはできません。その意味は毒親に永遠とエネルギーを奪われ、本当の人生が始まらないまま死ぬということです。
独立心をもてば、毒親に寄生されている事実に子どもは気がつきます。毒親の弱点は「ちゃんと大人として生きる人」です。詐欺と同様、被害者がその悪だくみに気がついたとき、もう騙されることはありません。
しかし、気づかずエネルギーを吸い取られ続けて死ぬ人が後を絶たないのです。
2 どうすれば毒親からバカにされないのか?
なぜ、あなたは毒親から軽くあつかわれ、バカにされているのでしょうか?
それは、毒親があなたを舐めているからです。
認めたくないかもしれません、そして毒親に伝えても決して「あなたを舐めている」と認めることはないでしょう。
しかし、それが真実です。
舐めるとは相手を非尊重しているということです。尊重とは関心、非尊重では無関心です。
理由もないのに、意味もないのに相手の存在の自己評価を下げようとする人は舐めているのです。いじめの問題も、一言でいえば相手を舐めているから起こることです。
不誠実にバカにする、無意味に存在を否定する言葉をいうことで、相手の自己評価をさげ「常に私よりも下の存在」という強烈なメッセージを毒親はあたえます。
しかし毒親は理由もなく子どもをバカにしているのではありません。「常に私よりも下の存在」がいれば、たとえ真剣に人生を生きなくても、努力して向上しなくても、自分が患っている劣等感を癒しつづけられるからです
ただ人間は身近な人からバカにされて生きて、非尊重的な態度をとられ続け幸せに生きることは100%不可能です。
人間の幸せは自分を尊重すること、自分の存在を尊重してくれる人と一緒に生きることで得られるからです。
毒親にかぎらず、他人からバカにされている自分を絶対に許してはいけません。
無意味に、不誠実に相手の心を傷つけ、深刻な劣等感をあえ続ける存在は、本来であれば精神病院に入らなければならないはずです。それほど迷惑な行いだからです。
相手に問題点があり是正を勧告することで、円滑なコミュニケーションができるという目的であれば、まだ誠実な態度といえます。しかし毒親の目的は凄惨さを極めています。
毒親自身が深刻な劣等感を抱えていて、一時的にでも優越感を感じて心の苦しみを和らげたい心理で子どもをバカにしたり存在を否定する言葉をいうからです。
子どもが決して自分から離れないという安心感があるので、毒親はわが子をバカにします。いじめる人も、相手がいじめても恐ろしいことを返してこないという安心があるため、バカにできます。
もし相手が怖い人だったり独立している人であれば、毒親も、いじめる人も、バカにすることはできません。
それほど、あなたは何も反抗もできないとバカにされているのです。
この不条理は許すわけにはいきません。では、どうするのか?
戦うことです。
毒親にバカにされなくなるまで本当の意味で自分の大切な心、誰であっても無断で入ってはいけない、土足でふみつけられてはいけない大いなる自分の魂を守れるまで戦わなければなりません。
戦う気持ちがないと気づかれたから、不誠実な人間にバカにされているのです。
愛があっても優しくても自分の心を守るための戦いができない人は、ズルイ人間から利用され続ける人生です。
愛と一緒に強さが必要なのです。
意味もなくバカにする、不誠実に存在を否定する言葉をいうことで、毒親は「自分のことだけを考えて」劣等感を癒す目的を果たします。このバカげた理由で、子どもが深刻な劣等感をもつにいたる、このことを許して良いわけがありません。
「ここで戦わなければいつ戦うのか?」ということです。
怒ることが悪いのではありません。怒りという感情は不誠実な人間が土足で自分の心に侵入したときは使っても良いのです。怒らなければ永遠とバカにされ続け、一生大切な心を傷つけられて生きることになるからです。
暴力は100%NGですが、心理的な修羅場をさけてはいけません。あなたの後ろに「弱き守らなければいけない存在」が必ずいるからです。男性も女性も戦わなければ毒親の奴隷のままなのです。
3 毒親に毒親と気づかせる必要はない
毒親は必ず不幸せな状態で死をむかえます。
それが毒親の『運命』です。
自分の未熟な部分を改めず、自分よりも弱い存在に関心せず、甘えられる場所には理由もなく依存し、人の気持ちをわかろうとせず、感謝を完璧に忘れて生き続ける人間が幸せな最後を迎えることは100%不可能です。
遅かれ早かれ毒親には、相応の報いが必ずやってきます。
現在は、毒親という言葉が市民権を多少得て、少しずつ闇に光がさし込んでいる状況です。そのなかで「自分の親は毒親かもしれない」と考えた人が、その情報を親につきつけ変化を迫ることも少なくないでしょう。
しかし、やめることです。
100%無駄とは判断しませんが、100%非生産的です。
毒親の本質は自分の未熟な部分を無意識に無関心になることで、本来であれば得られないはずのない身に余る「居心地の良い」立場を保持していることです。
もし毒親が自分の未熟さや不誠実な点、人としてやさしくない点に気づいたら、どうなるでしょうか?
それは何もしなくても「居心地の良い立場」を得られる状況から「真剣な努力を行うことでしか得られない立場」に変わるということです。
毒親が恐れていることは「努力して成長して自己を変えなければならない」という自分の気づきです。
自分の問題を気づかないのではなく「気づきたくない」心理に蝕まれているのです。
その毒親にたいして「毒親である情報」を突きつけ本当の反省や謝罪を求めても、子どもが欲しかったリアクションをもらえる可能性は極めて少ないのです。余計に自分の心を傷つけてしまう危険さえあります。
毒親の子どもができることは相手がどんな姿勢で生きようと、誠実さをもって接することです。そして問題ある人に関心するのではなく、自分の人生を真剣に向き合うことです。
たった一度の人生を快活に生きるためには、側にいてくれる大切な人も必要です。大切な人と愛のあるコミュニケーションを行うには、体力・精神力・エネルギーそしてお金も必要です。夢を叶えるのも、充実した仕事を行うのも人生の幸せのためには欠かせない要素です。希望にはエネルギーがどうしても必要なのです。
毒親を変えようと努力する行為は、毒親にエネルギーを注いでいる状態となります。
そのエネルギーを100%自分の人生に費やす。それだけが深刻な毒親問題の克服法です。
最後に
人が死ぬとき、必ず後悔することは「自分の人生を生きなかった」です。
では、「自分の人生を生きなかった」とはどんな生き方を示すのか?
それは自分に無関心で生きてきたという事実です。
嫌いな人だけど世間を気にしてつきあう、二度と会いたくない人だけど愛想笑いをして受けいれる。
すべて自分に無関心だからできることです。
本当に自分が大切であれば、できない行動なのです。その生き方を「今」からやめませんか?
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