子どもの心が理解できないとき、親は恐れを抱きます。
なぜ「わからないのか?」その原因は大きくわけて二つです。
- 親の心が成熟していない
- 子どもの心に本当の意味では無関心で接している
この二つの問題をこれからも放置し続けると、親子関係の破綻・家庭崩壊・不調和な人生を体験する可能性が非常に高いのです。
わが子に違和感を感じ始めた親の心理を解説
☆子どものことが「わからない」と恐怖を抱いている親は、自分が「子どものことをわかろうと積極的な関心をしていたのか?」と、一度立ち止まり考える必要があります。
なぜなら、多くの親は子どもの純粋な気持ちや偏見のない考えを無視して、将来の不安などから大人の常識や社会のルールなどを無理やり教えることがあるからです。 「将来困るから」「躾だから」と親は子どもに常識やルールを動物を扱うような方法で教えます。
そのような親がよく口にするセリフが「あなたのためだから」です。
相手の気持ちを無視し大人でも素直に聞けない状態で「こうしなさい」「ああしなさい」といっても、親はわが子には安易に行います。
この接し方が、子どもにたいして無関心な姿勢であるということです。
つまり愛とは、反対の意識で子どもを育てているとういうことになります。
子どもの心に無関心な状態であっても、教育を慣行し続ければ表面上はいうことを聞くかもしれません。しかし、それは形だけでも親に合わせなければ「安全な場所やご飯を食べられなくなるかもしれない」と、本能的に熟知している子どもが親に合わせているだけで、本意でいうことを聞いているのではないのです。
このような心情を見抜けない親の未熟さは、家庭にとって大きな問題といえます。
体が大きくなり身体が大人になった子どもを見た親は、反抗されたり批判されれば力的にもう敵わないという恐れを感じます。
そして、実は「子どもの心に全く無関心だった」という自分の問題にも薄々と気づくのです。
この両方の意味で、子どもにたいして強く恐れを抱くようになるのです。
子どもの心に無関心なことに気づかないで育てようとしていた時点で
大きくなった子どもに恐れを抱く時点で
独立していない幼児性をもっている大人であったという判断ができます。
つまり大人なのは身体だけで、それ以外はすべて子どもから成長していない親ということです。
心の成熟が果たした人はわが子であっても、どんな相手であっても、一人の独立した人間として評価し、最大限尊重します。
「大人の世界がこうだから」「将来勉強しないと困るから」「躾がないとだらしなくなるから」という親の勝手な理想や常識を相手に要求することもなく、なにか要求があれば、まず子どもの心を知ろうと一生懸命になるということです。
ある程度の年をむかえた子どもに恐れを抱く親は、一度自分の生き方や子どもへの接し方を大きく反省し親子関係・家庭を再出発させる意気込みが重要となります。
このまま子どもを恐れている心理を見つめない、成長していない心を向上させないのであれば、将来的に親子関係の破綻・家庭崩壊・自分自身の人生がとても不幸になってしまうなどの危険があります。
なぜなら大人で生きるということは、大人のレベルの責任を負わなくてはならないからです。
今まではなんとかその責任を逃れられていたかもしれませんが、すべての責任をとってはいなかった。その無責任な部分を放置すれば、お金を借りたときのように利息分が発生し、人生にやってくる問題をさらにマイナスに追い込むような出来事が必ず起こるのです。
子どもの人生も、正しいコミュニケーションがわからず人間関係につまづきを感じる問題が多くなり、不調和になってしまう危険もあります。
この状態は時間がたてばたつほど、マイナス要素が強くなり、さらに不幸せを呼び込む原因となるのです。
そのため、子どもが怖いと感じたのであれば、素直に自分自身の心の状態を成長をさせ、大人になるしかありません。
耳障りの良い言葉を聞いてこれからも生きていくのか?
厳しい意見であっても受けいれて成長を促すのか?
どちらも親の自由ですが、1年2年後は取り返しのつかないほど差が出ていることは間違いありません。
認めたくない、認めなくては進歩がない心理を放置していれば自分の人生は落ちるばかりです。
子どもの心に本当の意味では無関心だった事実を無視していれば親子関係は破綻する日がやってきます。また親子関係が崩れている状態で円満な夫婦関係も期待はほぼできません。
子どもが「怖い」と感じた瞬間から、今後、どう動いていくかで将来は決まっていくのです。
すべては自分を含めた家族が幸福になるために、それぞれが精神的大人になることが大重要なのです。
ぜひ、素晴らしい家庭を築き上げてください。
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