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精神問題の哲学 9 【なぜ不幸から這いあがれないのか?】

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本橋良太です
哲学シリーズ メンタル・人間関係・アダルトチルドレンなどの問題をまとめました

 

 

 

一生懸命生きていれば、幸福になれると信じている人がいます。

 

全力を出せば素晴らしい人生になるとおもい、毎日がんばる人もいます。

 

しかし事実は少し違うのです。

もちろん努力をすることは正しい生き方といえます。

問題は、どのような心を意識して「一生懸命生きるのか?」です。

 

たとえば、台所の洗い物を懸命に洗いピカピカにしたとします。その行為により家族は有難い気持ちになり、あなたに感謝を述べるでしょう。

 

では、毎日家族のために「いつもと同じように」洗い物をすれば幸せになっていくのでしょうか? 人生の繁栄はあるのでしょうか?

 

答えは『NO』です。

 

いつもと同じ感覚や意識で善たる行いをしても、人の幸せは向上しません。

良いことを継続しながらも、その行為にたいして認識を深めていく心理がないからです。

 

深める意味はたとえ家事の洗い物であっても掘り下げることができます。

洗い物をする、家族に感謝される。

しかし少し考えてみれば、

 

合成洗剤で毎日洗っている。

海を汚し自分の知らないところで、誰かを苦しめている事実に気づく。

合成洗剤をやめてせっけんで洗うように進歩する。

 

この気づきと行いの進歩がとても重要。

良い行いとその行為の足元で苦しんでいる存在に関心する日常が、あなたの幸福を進化させる生き方になります。

 

一生懸命、働いたとしてもその仕事の足元で、立場の弱い存在を苦しめている事実に無関心でいれば、幸福は遠のきます。

 

 

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