本橋良太です
哲学シリーズ 家庭問題 主に親子や夫婦の関係について、簡潔にまとめました
都合の悪いことは逃げる親の結末は、大きくわけて二つです。
- 大きな病気にかかる
- 孤立し、さびしく生きる
なぜなら、家庭内で親には決して逃げてはいけない修羅場というものがあるからです。(親にならなくても人生には修羅場はつきものですが、個人的な修羅場なら時には逃げたほうがいい時もあります。)
逃げることは法律的に犯罪ではありません。しかし、家庭の精神にとっては大きな罪に値します。
最近の大人はすぐに逃げます。逃げていない大人のほうが少なく、非常に珍しいです。
生きていれば、体調が悪かったり、気分がすぐれなかったりするときが当然ありますが、そんな苦しい状況で逃げてはいけない! といっているのではありません。
『逃げる親』の問題は、自分の都合が悪いことは見境なしにヒョロヒョロと逃げてしまうことです。
絆が必要な家庭において表面的な事柄だけでは、当然、密なコミュニケーションはできません。密な関係が家庭の成長を促し成熟させ、安らぎを得られる家庭へと進化するのです。
つまり、表面的な事柄以外の難しい問題・しんどい問題・苦手分野の克服問題などを乗りこえて、深い絆がつくられていくということです。
しかし『逃げる親』は、必要な忍耐から当たり前のように逃げます。逃げるので家庭が調和することは絶対にあり得ません
家族(特に子ども)は、家庭内で誰が一番悪い人間なのかを潜在意識で正確に理解しているものです。「この大人が問題から逃げていたから、私の家庭が不幸せだった」と。
家庭を自身の未熟さで不幸に陥れた罪は果てしなく重い。そのため、冒頭でいったように「逃げた親」の最後は大病か孤独しかないのです。
★嫁の感想
私の父親はまさに逃げる大人で、すべて母に押しつけてきた人生だったと思います。母が2012年の春に乳がんで亡くなり、私たち家族と4年間同居をしましたが、夫や私からも都合が悪くなると、助けてもらえそうな人を捕まえては逃げ回っていました。
その父親は、10年前に脳卒中で倒れてから後遺症を抱える障がい者ですが、一緒に暮らせないため今は老人ホームで生活しています。
父親は大病と家族との孤立、両方の結末をむかえています。
修羅場から逃げた時は良くても、将来悲惨な老後がまっていますよ。
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