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家庭問題(親子・夫婦等)ヒトコト哲学 55 【学校の勉強ばかりで心を教えなかった親の結末とは?】 

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本橋良太です

 哲学シリーズ 家庭問題 主に親子や夫婦の関係について、簡潔にまとめました  

 

 

学校の勉強と誠実な心、どちらが大切でしょうか?

 

この問いは、親の『潜在的な欲求』を自分自身で明らかにし、見つめなおす必要がある問題といえます。

 

建前上、多くの親は誠実な心と学校の勉強どちらも大事というはずです。しかし、本当に誠実な心と学校の勉強を同程度の大切さであると、本当に思っているでしょうか?

 

「誠実な心」以上に大事なことは存在しません。 

 

どちらのお医者さんを選びますか?

  • 弱者を労わる誠実な心をもったお医者さん
  • 誠実な心よりも勉強ばかりを親に押しつけられてきたお医者さん 

技術が一緒であれば、きっと誰もが「労わる心をもったお医者さん」を選ぶはずです。

 

しかし、現在の親は誠実な心は道徳的な分野としてすみにやり、将来の不安などの問題から学校の勉強ばかりに価値観をおき、子どもに接している人が非常に多いです。

学問というものは、生きていくうえでの技術です。その技術は、どのような人間が使用するか? にすべてかかっています。

たとえば水素

水素で世界を滅ぼす核兵器にもなれば、体に取り入れ活性酸素を除去し健康状態にする作用もあります。 すべては心の成長・成熟にかかっているのです。

 

 

近年の家庭におきている、心をないがしろにした子育てを考えてみますと、たくさん勉強! 勉強! 遊ぶひまも、体と心を休ませるひまもなく塾にいかせ、その結果良い大学を卒業し、大企業に入社しバンザイ、バンザイ。

 

本当にバンザイした状態は続くでしょうか?

 確かに大きな会社にはいれれば、子どもの将来は安泰かもしれません。自分の老後も心配ないかもしれません。

しかし、心の誠実さを求めた子育てをしない家庭環境のなかで、大人になった人間が年老いた親の心を感じられるのでしょうか?

親の悲しみや苦しみをわかってくれるでしょうか?

子どもの心を尊重しなかった親のツケは、親が弱くなったとき返されるのです。

 

老人になれば当然トイレの問題が起こる可能性があります。もしかしたら食事を食べさせてもらわないといけない状況になることも考えられます。

心が成熟できなかった人間は、人の手を介さないと生きていけなくなった人の、悲しみや苦しみを感じることができません。親の老後だろうが効率を考え、すぐに老人ホームに入所させてしまうでしょう。

 

誠実な心の土台がないうえに、人の幸せは成立はしません。

誠実な心の土台があって、学校の勉強や生きる技術・テクニックがあわさり、人は人生を快活にいきていけるようになるのです。

 

子どもという存在には建前は通用しません。100%、本音しか伝わりません。 子どもは、大人よりも純粋な心で生きているためウソが通じません。

今日の学校のテストの結果を聞く前に、すでに優しい心をもっている子どもを、本気で受け入れてあげてください。

子どもが、自分自身の幸せを感じとれる心を手に入れるために。

親がいつまでも、子どもと心を通わせることができる未来をつくるために。