本橋良太です
哲学シリーズ 家庭問題 主に親子や夫婦の関係について、簡潔にまとめました
目の前で起こった問題にたいして自分の責任を感じないために、人は自己無関心さと外の世界に無関心になります。
なぜなら、自己と外の世界に関心的になると、責任を果たさなくてはならない事柄に気づいてしまう危険があるため、無関心さを手放せないでいるのです。
違いますか?
しかし、その無関心が家庭を崩壊へと導くのです。
それでも続けますか?
本当は、自分の責任だろうとウスウス感じているはずです。
事実、責任である事柄に無関心で生きれば、一時的な苦しみからは解放されて楽になりますが、問題自体は解決されるわけもなく、ドンドン山積みになり、増殖していった問題の本質は、あとあと利息をつけて必ず自分に返ってきます。
見える問題は簡単。見えているからです。誰が悪いのか、誰もが理解できるからです。
しかし、責任の所在が不明な問題は危険です。家族全員にたいして、無責任な状態で生きて良いという暗黙のルールをつくってしまうからです。
この無関心さが、家庭を崩壊させる理由の一つです。難しい問題に取りくまなければ、その分、家庭にとっても、安易な結果にならざるを得ないと理解することが肝要といえます。
今も昔も、「家庭を幸せにしたい」と願う人はとても多いです。
しかし、最近は目の前にある問題にたいして「自分の責任を深く考え、発見し、改善する」というプロセスを発動させる人は非常に少ない。
一見、自分には無関係と思えるような家庭内の問題のなかに、自己の責任に気づく心が潜在的な家庭の闇や悪を取り払い、安らぎのある家庭へと成長・成熟させられるのです。
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