縁を切る力がない人は、誰も守ることはできません。
「なぜ、縁を切らないと守れないのか?」 それは悪縁ともいわれれる縁をつないでいると、人はどうしても依存するからです。
依存からもたらされる悪影響は数え切れません。
無責任・甘え・中途半端・権力に迎合・弱者へ自身の力の誇示・日常的な嘘・生活の堕落など。
このようなネガティブ人間が、大切な自分の人生と、自分の大切な人を守る力があるでしょうか? ある訳がありません。
むしろ、善たる人間の大迷惑な存在となるでしょう。
もちろん意識・無意識に依存している人も、決して幸福になれません。
依存は、すべての点においてネガティブな現象を生むのです。
この依存を取り除く一番の方法が、「悪縁」「なんとなくの縁」を切ること。
そして、「自分にとって一番大切な存在はなにか?」 縁を切りながら、真剣に考えて真実の答えを出すのです。
「自分の人生でなにが一番大切なのか?」が芯から理解できた人は、 悪縁・なんとなくの縁も無用なつながりとなり、だんだん当該の人と疎遠になっていきます。
つまり、表面上の縁があることで得ていた虚無な安心感を手放し、 自分自身のなかに眠る、人生を独りで生きるという本来の力が戻ってきた証なのです。
独りで生きる力は依存した自分を解放し、人生を充実させて、 本当に大切な人を守ることができる源なのです。 とくに無意識のなかに眠っている依存を顕著にすることが、 人間に与えられている命題といっても過言ではないのです。
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本橋良太